ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

(2)期間平成25年7月~平成26年3月(3)データ収集方法本学学生および道内の一般大学の学生に、質問紙調査を行った。内容は、学年や性別等の一般属性と入学前のボランティア活動、入学後のボランティア活動の回数や種類、活動の時期、活動の動機、ボランティア活動から影響を受けたこと、社会的スキルである。ボランティア活動から影響を受けたことについては、先行研究を参考に質問項目を自作したものを使用した。社会的スキルについては菊地(2007)の対人関係能力の測定尺度(KiSS-18)を使用した。(4)分析方法得られたデータは、SPSSver22.0にて基本統計量を算出し統計処理を行った。大学間の社会的スキル得点および社会的スキル得点とボランティア活動の有無については、Mann-WhihtneyのU検定を行った。有意水準は5%以下とした。(5)倫理的配慮調査は、対象とする学生が在学する大学の責任者(学長)に、文書にて依頼し調査の承諾を得た。調査用紙の学生への配布方法を確認の上、調査票に研究の目的・内容を記載したものを添付し、配布した。質問紙は、本学学生は所定の回収ボックスへの投函、他大学の学生は個別郵送法による返送をもって同意を得たものとした。研究の対象者に研究目的・意義・方法を文書で説明し、自由意志で協力できること、一度承諾しても参加の中止ができることを保証した。研究に協力できない場合でも、なんら不利益にはならないことも文書に明記した。対象者の個人情報は秘密を厳守し、個人が特定されることのないように扱い、鍵のかかる場所に保管した。データは研究目的以外には使用せず、研究終了後データファイルを抹消し、紙媒体のものはシュレッダーにかけたのち破棄すること、また、量的データについては、すべて数量的に処理され、本人が特定されないこと、また研究結果を論文やその他の方法で公表する際、匿名性を守る旨を申し添えた。なお、実施にあたっては、本学の研究倫理委員会の承認を得て行った。4)研究結果(1)調査票回収率調査協力の得られた本学(以下「A大学(看護系)」と表記)へは、各学年に配布し回収数は340、回収率は79.8%であった。他大学(以下「B大学(看護系以外)」と表記)へは400部配布し、回収数は60、回収率は15.0%であった。調査に同意し協力が得られ- 3 -