ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

4)オープンホスピタルと地域連携講座の開催(1)開催の趣旨開催の趣旨としては、医療崩壊に直面した柏原赤十字病院が、地域医療再生に向け、将来的に地域に根付く病院として力を発揮するためには、地域包括ケアシステムを構築していくことが重要である。そのために、病気や障がいがあっても、住み慣れたまちで最後まで自分らしく生活できる医療を提供したいと考えている柏原赤十字病院の取り組みを可視化し、地域住民や関係機関に発信することとした。そこから、地域住民の柏原赤十字病院に求めているニーズを把握し、地域包括ケアシステムの中の医療機関として、行政や住民を巻き込んだ「予防とケア」をどのように実践していくのか、今後の方向性を検討しようと考えた。(2)日時平成26年2月22日(土)13:30~16:00(3)テーマ「ささえあう地域をめざして」(4)内容1講演・ディスカッション(ア)「柏原赤十字病院が取り組んでいる地域との絆」片山覚(柏原赤十字病院院長)柏原赤十字病院は、地域の中で、予防と治療とケアといった「命を支える医療」を包括的に提供する医療機関としての役割を持ち、開かれた病院を目指している。生活習慣病の総合診療、患者中心の情報連携の取り組みなどを紹介された。(イ)「病院からみた地域連携」佐藤澄香(JA廣島総合病院地域医療連携室室長)広島県廿日市市にあるJA廣島総合病院での、病診地域連携の実際や地域住民にボランティア活動について紹介された。(ウ)「廿日市市における地域連携」宮田恵子(廿日市市地域包括支援センター看護師)広島県廿日市市の五師士会の取り組みについて、説明された。2パネルディスカッション座長眞﨑直子(日本赤十字広島看護大学)講演会に参加された地域住民、地域医療に携わる看護・介護職員、行政課員などから、柏原赤十字病院の取り組みに自分たちがどのように関与していくかについて、意見や要望、疑問などがフロアから活発に出された。3パネル展示(ア)柏原赤十字病院の各部署の活動(イ)新たな取り組みの紹介(クラウド型地域医療連携支援システムEIR、スマホで- 55 -