ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

表3ワークショップで見出された住民が感じる陸前高田市における介護およびボランティアに関する問題カテゴリー介護に関する問題ボランティアをすることの意義地域に必要な支援自分たちにできることボランティアをする上での課題内容介護者が足りていないのは知っているボランティアや介護の大変さを体験や見聞きしている近所にも少しサポートが必要な人がいる自分にできるボランティアを行っているボランティアであるという気楽さがある介護をうけることになる将来の自分のためにボランティアをしている自分の健康管理のためボランティアや講習会に参加している生産性のあるレクリエーションがあるといい(菜園、ガーデニング)声をかけあえることが重要お茶っこする場が大切独居をなくすための共同住宅などがあればいい一人でも生活拠点をかえたくない人へのサポート専門家の話しは心強い全部ひとまかせでなくて、自分たちでやっていきたいお互いに指導したり、面倒を見たり自分たちでできることをしていきたいサポートしたいが独居の方を訪問するのは、個人には難しい男女の違いがあり、男性世帯には入りにくい認知症の介護をしている娘さんのストレスケアも大切家には来て欲しくない人がいるデイサービスや施設への偏見がある(頭がおかしい人がはいる)好意が通じない時があり難しいやってあげたいけれど、どこまでということが難しい余計なことをしているのではないか心配になるワークショップの後に、陸前高田市地域包括支援センターの保健師により、陸前高田市の高齢化の現状について、説明を行った。ワークショップの結果を裏付ける形で、高齢化を支えるマンパワーの不足について、より現実的な問題として捉える機会となった。さらには、健康寿命を延ばすということで、元気な高齢者になるための、一次予防についても、話しがされ、参加者のモチベーションとなった。(4)講習会計画および、進め方の工夫介護技術として必要になる日常生活援助について、講義と簡単な演習を行った。会場が市役所の会議室ということから、体験できる内容は限られているため、すべての項目において、演習を行うことはできなかったが、内容を工夫しながら、より多くの体験ができるようにした。また、介護技術の中でも、一般市民ボランティアに求める内容として、安全性の保障は必要かと考え、内容を厳選した。さらに、それらの各項目の中で、楽に介護できるコツや工夫を中心に学べる内容とした。また、早期に、施設ボランティアに出られるよう第1回目に集中的に、介護施設で必要となる技術項目に関する講習会を実施した。(5)講習会の評価およびわかちあいの結果1講座全体の評価第1回目の講習会は、昨年度の講習会内容をもとに計画し、2日間に渡り、1.5日8