ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

日本赤十字看護大学研究倫理委員会の承認(研究倫理委員会第2014-18)を受けたうえで実施した。終末期がん患者の終末期ケアを担当した訪問看護師に対し、書面および口頭にて、1研究の目的・方法、2研究に参加するか否かは自由意思によるものであること、3研究への参加は途中でいつでもやめることができること、4参加に同意しなくても不利益が発生することはないこと、5同意が得られた場合であっても、中止や中断を研究参加者の自由意志で決定できること、6研究で得られたデータは博士論文の予備調査として使用し、研究目的以外に使用しないこと、7研究結果の報告にあたっては、プライバシーを遵守し、訪問看護師および訪問看護師を通して得られた利用者(対象者)・家族・主治医の個人が特定されるような情報は報告しないこと、を説明し書面にて同意を得た。2予備調査(プレテスト)文献検討および訪問看護師へのインタビュー調査により、訪問看護師特有の死亡場所の意思決定支援のプロセスおよび関連要因を明らかにしたうえで、調査項目を検討し調査票を完成した。次に、本調査の調査票として使用する測定用具の内容妥当性、調査で得られたデータの分布やどの程度良質なデータが得られるか検討することを目的に、調査票案を用いて訪問看護師100名に対してプレテストを実施した。a.研究デザイン関連探索型研究デザインb.調査期間2015年1月~2月c.対象者および実施方法全国訪問看護事業協会正会員リストより無作為抽出した訪問看護ステーション100ヶ所で訪問看護を利用し、がんで死亡した利用者を主に担当する訪問看護師を対象者とした。自宅看取りを実施している訪問看護ステーションに勤務し、終末期がん患者を担当している訪問看護師に、調査票と研究についての説明と協力依頼の文書を送付し、研究への協力を依頼する。複数の適格な患者がいたときは、直近の患者を選択するように依頼する。調査票は回答後、同封した研究者宛の返信用封筒に入れて対象者が投函する。なお、調査協力の同意は、返送をもって得られるとすることも明記する。返信期日は調査票到着日より2週間以内とする。(3)教育・研究事業の結果1予備調査(インタビュー調査)a.研究参加者、対象者の概要113