ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

4)認定看護師としての活動1勤務形態と業務形態勤務形態では、夜勤交代制勤務110名(85.9%)、日勤のみ17名(13.3%)、無回答1名(0.8%)であった。業務形態では、兼任116名(90.6%)、専任4名(3.1%)、その他6名(4.7%)、無回答2名(1.6%)であった。2通常業務における患者ケア、家族ケアの実践程度(表5)所属施設における、慢性呼吸器疾患看護CNとしてのスキルや知識を活かした患者ケアの実践の程度は、「実践している」68名(53.1%)、「少し実践している」55名(43.0%)、「実践していない」4名(3.1%)、無回答1名(0.8%)であった。家族ケア実践の程度は、「実践している」46名(35.9%)、「少し実践している」62名(48.4%)、「実践していない」19名(14.8%)、無回答1名(0.8%)であった。CN経験年数別では、患者ケアに関して、1年目と2年目、1年目と3年目の群間で有意差が認められ、家族ケア実践の程度ではCN経験年数間で有意差は認められなかった。また、職位別による患者ケア、家族ケアの実践の程度に有意差は認められなかった(表5)。表5通常業務における患者ケア、家族ケアの実践程度n患者ケア家族ケアMean±SD Mean±SD全体1271.51±0.691.21±0.69CN1年目391.26±0.591.23±0.74経験年数2年目431.60±0.49**1.30±0.603年目451.62±0.53**1.11±0.71職位スタッフナース761.53±0.601.18±0.67看護師長補佐401.48±0.511.25±0.71看護師長101.50±0.531.30±0.82回答「実践している」=2、「少し実践している」=1、「実践していない」=0に重みづけWilcoxonの順位和検定*p<.05**p<.013所属施設における病棟スタッフへの助言や指導、チーム医療の実践状況(表6)病棟スタッフへの助言や指導、チーム医療の実践に関する12の活動について、4段階の順序尺度で回答を得て得点化した(「非常に多く行っている」=3、「多く行っている」=2、「少し行っている」=1、「まったく行っていない」=0)。全体の平均値による上位5位項目(平均値)は「部署内学習会の企画・講師」(1.82)、「呼吸ケアに関連する技術的指導」(1.79)、「他職種とのチームアプローチの実践」(1.53)、「患者・家族の病状に応じたセルフマネジメントへの効果的な指導への助言」(1.42)、「病態・症状に応じた呼吸リハビリテーションについての助言」(1.34)であった。CN経験年数では、CN1年目とCN2年目の間で「病態・症状に応じた食事・栄養についての助言」に有意差が認められた(p<0.05)。職位では、スタッフナースと看護師長補佐(主任・係長・副看護師長含む)間で、「患者・家族の自己決定を尊重した看護の検討と実践」に有意差が認められた(p<0.05)。職位ごとの実40