ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

3)教育・研究事業の結果平成21年4月1日から平成25年8月30日までの間に脳ドックを受診した人は1,684人、そのうち、40歳から69歳の人は1,426人(84.7%)であった。1,426人の内訳は男性が798人(56.0%)、女性が628人(44.0%)であり、本研究の対象者とした。(1)対象者の属性対象者の属性を表3に示す。受診者の年齢構成別人数をみると、男性は「50-54歳」が最も多く214人(26.8%)、女性は「55-59歳」が最も多く169人(26.9%)であり、50歳代の受診者の割合が高く有意な関連がみられた(p<0.001)。喫煙習慣をみると、「現在吸っている」と回答した男性は143人(17.9%)、女性は116(18.5%)であった。糖尿病の有無をみると、「有(糖尿病型)」とされた男性は173(21.7%)、女性は165人(26.3%)であり、有意な関連がみられた(p<0.001)。降圧薬を内服しているをみると、「有(している)」男性は147人(18.4%、女性は191人(30.4%)であり、有意な関連がみられた(p<0.001)。降圧薬を服薬していない人の血圧値(収縮期/拡張期mmHg)をみると、男性は「<120/80」が最も多く191人(23.9%)、女性は「140-159/90-99」が最も多く105(16.7)であり、有意な関連がみられた。降圧薬を服薬している人の血圧値(収縮期/拡張期mmHg)をみると、男性は「140-159/90-99」が最も多く75人(9.4%)、女性をみると「<139/89」が最も多く96人(15.3%)であった。飲酒習慣をみると、「毎日飲む」男性は236人(29.6%)、女性は176人(28.0%)であった。受診経緯(実施主体)をみると、「共済組合」が最も多く、男性は314人(39.3%)、女性は200(31.8%)あり、受診経緯に有意な関連がみられた(p<0.001)。頭部MRAにより、「未破裂脳動脈瘤の存在が明らかになった人」は41人(2.9%)、うち男性が16人(2.0%)、女性が25人(4.0%)であり、有意な関連がみられた(p=0.045)。56