ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

にて同意と得た。また、研究への参加に同意しない場合でも、講習会には参加可能であること、さらに、アンケートおよび振り返りシートは、研究データとしての位置づけのほかに、講座をより参加者のニーズに近いものにしていくことに活用するため、それぞれの記入時に成果報告(研究)としての扱いへの同意の有無を記載し、回収する手順とし、協力者の自由意志を尊重した。日本赤十字広島看護大学研究倫理審査委員会の承認(No1402)を得て行った。3)教育・研究事業の結果(1)受講生の概要各講習会の受講生数と平均年齢を表1に示す。第1回目の2日目午後は、今年度受講生11名に昨年度受講生5名が参加した。参加者は、ほぼ60歳以上が占めるが、39歳~41歳の3名の参加があったため、全体の平均年齢を引き下げている。また各回1名の男性の参加があった。受講生は、現在無職の方が殆どであるが、現役ヘルパー1名、現役看護師1名、ヘルパーの講習会受講経験者2名であった。表1各講習会の受講生の概要第1回目第2回目第3回目受講生数1日目午前:11名(1名)午前:9名(1名)12名(1名)2日目午前:11名(1名)2日目午後:16名(1名)午後:10名(1名)平均年齢61歳(39歳~78歳)※59歳(40~78歳)62歳(39歳~78歳)※※アンケートの提出があった者の平均年齢であるため、全参加者の平均年齢ではない。(2)事業プログラム平成25年度の実績および、各講座後のわかちあいにおいて把握されたニーズ、施設実習を通して見出されたニーズを確認し、市役所地域包括センターの保健師と相談の上、合計16項目の講座を実施した(表2)。内容については、初回の講習会で、現在の陸前高田市の地域の課題(問題)とその解決策について話し合うというワークショップを行い、陸前高田市の高齢化の現状の説明を行った。その後、ボランティアの位置づけを明らかにしつつ、コミュニケーションや、日常生活援助技術を中心の講座とした。また、認知症の方が増えているという地域の現状から、認知症の関わりについてのニーズも高く認知症に関する内容も盛り込んだ。6