ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

教育・研究事業報告書1.教育・研究事業テーマ国連統合ミッションが人道活動に与える影響2.教育・研究事業組織教育・研究事業代表者:日本赤十字秋田看護大学看護学部講師新沼剛3.要旨本研究は、国連統合ミッションにおける国連人道機関の活動の特徴と課題を明らかにするとともに、国連人道機関の国連ミッションへの統合のあり方について考察を行った。これまで、国連は紛争国への寄与の最大化を図るために、その多様な能力(軍事、政治、法の支配、経済、人道等)を一貫して、相互支援的に発揮できるよう各部門の組織的・戦略的統合の統合を促進してきた。しかし、治安・政治部門と人道部門の統合化は、1人道支援要員の安全、2人道アクセス、3非国家武装勢力への人道支援、4人道アクターの認知、5権利擁護(アドボカシー)に対し、「負」の影響を与える場合があることが明らかになった。これらの課題の克服に向け、国連は統合ミッションの設立に係る新たな指針を発表しており、今後、この指針が人道活動にどのような影響を与えるのか注目される。4.キーワード統合アプローチ、政治化、人道支援、人道原則5.教育・研究事業報告(1)教育・研究事業の背景・目的本研究は、国連統合ミッションにおける国連人道機関の活動の特徴と課題を明らかにするとともに、国連人道機関の国連ミッションへの統合のあり方について考察することを目的とする。(2)教育・研究事業の方法先行研究並びに人道機関が公開している文書の文献渉猟と国連人道機関関係者へインタビューを行った。(3)教育・研究事業の結果・考察1.統合アプローチの歴史的発展82