ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

6運動器看護における専門職的自律性(表6)全質問項目について探索的因子分析を行った。専門職自律性の特徴の検討に、因子分析(プロマックス回転、最尤法)を行った。因子数は因子のスクリープロットより固有値の減衰を確認できる5因子と決定した。また共通性の低い質問項目、並びに因子負荷量が0.30以下項目を除去し58の質問項目に対し因子分析を行った。信頼性はCronbachのα係数で検討し、質問項目全体で0.972、各因子では第1因子0.939、第2因子0.943、第3因子0.904、第4因子0.874、第5因子0.885であり、信頼性を確認できた。またそれぞれの因子について、第1因子は、看護実践が自立していることに付与する項目に因子負荷量が高かったことより[基本的看護実践の自立]と命名した。第2因子は多職種や家族と連携することを示す項目に因子負荷量が高かったと同時に、療養環境の調整に関する項目に因子負荷量が高かったことから、[多職種、家族を含めた療養環境の調整]と命名した。第3因子は「アセスメントを示す項目に因子負荷量が高かったが、同時に患者の安寧につながる実践についての項目に因子負荷量が高かったことから、[患者の背景のアセスメントに基づいた安寧に導く実践]と命名した。第4因子は[整形外科特有の専門知識と技術の獲得]と命名した。第5因子は[患者の心理的問題、情動に対する看護実践の自信]と命名した。96