ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
106/146

このページは 平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている106ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

d.地域中核病院における病棟-外来-地域をつなぐセルフケア看護支援(案)の試行と洗練1cの案を参加者に試行してもらい、病棟-外来-地域の連携について検討する。2 1をふまえて、洗練が必要なことを考える。以上、aからdのステップのプロセスを通して月1回程度のグループ・ディスカッションを通してデータ収集を行う。6)データ収集アクション・リサーチの遂行方法に即して、月に1回60分程度のグループ・ディスカッションを定期的に開催する。グループ・ディスカッションの内容は、以下のとおりである。1これまでの参加者の体験を通して感じるセルフケア支援における病棟と外来と地域との連携における課題2 1の課題を改善するための具体的な方略3地域中核病院における病棟-外来-地域をつなぐセルフケア看護支援(案)の作成と検討グループ・ディスカッションは、許可を得て、録音をさせていただく。グループ・ディスカッションの場所は、病棟管理者の協力を得て、かつ研究参加者の希望に即して、院内のカンファレンスルームやミーティグルーム等の個室を確保する。院内の部屋が確保できない場合は、大学内の個室を確保する。7)分析方法グループ・ディスカッションは、逐語録に起こし、内容を質的記述的に分析する。8)倫理的配慮日本赤十字看護大学の研究倫理審査委員会の承認、および、日本赤十字社医療センターの倫理審査会の承認を受けてから、研究を実施した。地域の施設の看護師が対象となる場合には、必要時、看護師の所属施設の倫理審査会の承認を得る。(3)研究結果課題と解決の方略として、表1に示した内容が明らかとなった。セルフケア支援を構築する上での課題として、「病棟内・院内でのセルフケア支援の周知」「病棟と外来の連携」「地域との連携」の3つが見出された。これらの課題に対する対策として、「セルフケア支援の意義や面白さを伝えること:事例をカンファレンスで提示等」「病104