ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ステップ1ステップ2ステップ3病棟内・院内でのセルフケア支援の周知/仲間を増やす病棟と外来の連携:認定看護師の力を活用して、できるところから開始地域との連携:血液浄化センターなど可能なところから始めてみる図1セルフケア支援構築のステップ(4)考察病棟-外来-地域をつなぐセルフケア支援の構築に取り組むには、まず、各部署での周知や看護師たちにセルフケア支援の面白さや意義を感じてもらうことが重要であることが示唆された。実際に、看護師がセルフケア支援に取り組めるような環境をつくりだすことによって、セルフケア支援の醍醐味を体験できるようにすることが重要であろう。病棟と外来との連携や、病棟と外来と地域との連携にはいくつかの課題があり、それをすべてクリアしてから支援を開始するのではなく、まずはできるところから連携をはじめていくことが重要といえる。連携ができたケースを分析することによって、連携に必要な具体的な方略をさらに深く検討することが可能になると考える。(5)結論病棟-外来-地域をつなぐセルフケア支援を構築するうえでの課題と方略について、ある程度明らかにすることができた。連携するにあたっても、各部署でのナースの関心や知識やスキルをたかめることが重要といえる。(6)謝辞この研究は「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」を受けて実施している。助成金をいただき研究が遂行できておりますことに、感謝の意を表したい。(7)文献Alison Morton-Cooper(2000)/岡本玲子他(2005).ヘルスケアに活かすアクションリサーチ.医学書院.本庄恵子(2001).慢性病者のセルフケア能力を査定する質問紙の改訂.日本看護科学会誌. 21(1)、29-39.106