ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

て応用する「生きる知恵」と、雪に関する知識や応急手当を含めた技術と日本赤十字社の「雪上安全法」講習会を平成27年2月21日(土)~22日(日)に開催した。学生22名が参加し、全員が「赤十字雪上安全法救助員Ⅰ」の認定を受けた((別紙新聞記事3))。学生の防災力向上を目指して行った講義・演習の内容は以下のとおりである。1講義からの学びテーマ「暮らしの中の防災知識~アウトドアの知識をいかす~」「東日本大震災から学ぶ災害への心構え」について、本学教員が講義を行った。2アウトドアの知識・技術を防災にいかす学び(演習)―1火を起こす(マッチやライターなしで「火」を起こすには)―2水を得る(水を集める様々な方法)―3切る(災害時の道具の使い方)―4結ぶ(生き残るためのロープワーク)―5食べる(調理器具を使わないアウトドア調理法)―6寝る(災害時の「寝る」避難所での快眠生活)―7排泄(災害時の排泄への配慮)―8歩く(災害時の移動「アウトドアウォーク」)―9伝える(災害時の「通信方法」)―10測る(自然の中で方位を知る)―11調理器具を使わないアウトドア調理法―12冬季災害時の快適な避難所づくり8~10を除き、一通りの演習を2日間で行った。演習に先立ち、学生自身で作成した1~12の演習の進め方に関するマニュアルを全員に配布した。夏の企画との違いを1火を起こす、5食べる、6寝る、などの場面で実感していたようだった。12冬季災害時の快適な避難所づくりでは、学生自身の気づきで、女性用と高齢者用のスペースを完成することができた。全体的に、前2回の時よりも、スキルが上がっている様子がうかがえた。また、指示待ちをする学生も見られず、自ら自分の役割を探して動けていた。3日本赤十字雪上安全法講習会開催雪山の知識と応急手当を含めた知識や技術を習得する目的で、赤十字雪上安全法講習会を実施し「赤十字雪上安全法救助員Ⅰ」の認定を全員が受けた。(4) 3.11から未来へ心に刻むいま、私たちにできることプロジェクト学生が自ら企画し、東日本大震災から4年目となる3月11日に、震災での体験を語り9