ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

研究報告書（中間報告）１.研究テーマ赤十字災害看護の特性を生かした災害看護の専門的看護職育成プログラムの開発２.研究組織研究（代表）者：日本赤十字看護大学・教授・小原真理子共同研究者：日本赤十字社幹部看護師研修センター・前田久美子日本赤十字社医療センター・副看護部長・大和田恭子日本赤十字豊田看護大学・准教授・小林洋子東京家政大学生活科学研究所・客員研究員・谷岸悦子３.要旨東日本大震災の被害状況や救護活動の状況から、看護のリーダー的役割を果たす上での資質の向上が求められている。本研究は、現在、日本の看護大学大学院における災害看護教育、及び医療機関、看護協会等が取り組んでいる上級災害看護教育プログラムの現状を分析し、赤十字災害看護の特性を生かした専門的看護職の育成プログラムを開発することを目的に着手した。平成26年度は、研究方法として、赤十字科目研修中の看護職を対象に、赤十字災害看護の専門的看護職（災害看護リーダー）の育成に関するアンケート調査、赤十字の各災害看護教育関連組織が取り組んでいる上級災害看護教育（災害看護リーダー教育）の現状と課題について座談会、ＣＮＳ災害看護履修中の院生を対象に、学ぶ立場から災害看護の専門的看護職育成に関する座談会の３方向から取り組んだ。結果については、現在、分析中である。４.キーワード赤十字災害看護、上級災害看護教育プログラム、災害看護専門看護師、災害看護リーダー、ICN Framework of Disaster Nursing Competencies５.研究報告（１）研究の背景・目的東日本大震災の被害状況や救護活動の状況から、看護のリーダー的役割を果たすためには、実践、コンサルテーション、コーディネーション(連携)、教育、研究の分野において、108