ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

研究報告書(中間報告)1.研究テーマ専門看護師教育課程における「コンサルテーション論」の教育内容と方法の検討2.研究組織研究代表者(日本赤十字広島看護大学・成人看護学教授・植田喜久子)共同研究者(日本赤十字広島看護大学・精神看護学教授・戸田由美子)共同研究者(広島赤十字・原爆病院・がん看護専門看護師・山下彰子)共同研究者(広島赤十字・原爆病院・がん看護専門看護師・札埜和美)3.要旨【目的】専門看護師のコンサルテーション能力を育む教育内容と方法の検討のために、「コンサルテーション論」の教育内容と方法、専門看護師のコンサルテーションの現状と課題を明らかにした。【方法】118論文、20冊著書の文献検討、254大学院の「コンサルテーション論」シラバスの質的帰納法的分析、3平成27月、専門看護師231名の自記式質問紙調査による記述分析を行った。【結果・考察】1により、コンサルテーションの定義、方法、コンサルタントの役割と能力などを同定した。2により、「コンサルテーション総論」「看護コンサルテーションの概要」「コンサルテーションを実践するための知識・技術」などを抽出した。3により、84%が本授業科目を履修し68.4%が実習していた。課題は、能力向上、学修の継続、システム構築などであった。【結論】看護現象を基盤に個人・集団・組織への援助方法論の学習プログラムの開発が必要である。4.キーワードコンサルテーション、専門看護師教育課程、教育内容、教育方法5.研究報告1)研究の背景専門看護師には、実践・コンサルテーション(相談)・調整・倫理調整・教育・研究の役割が求められている。専門看護師教育課程における「コンサルテーション論」の審査基準では、「看護職を含むケア提供者に対して実践的な問題を解決するのを助けるためのコンサルテーションに必要な知識を教授する科目は設けられていること(平成25年度版専門看護師教育課程基準,2013)」とある。科目担当者の自由裁量であり、専門看護師のコンサルテーション能力を育むための教育内容や方法について一定の知見に至っていない。コン112