ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

8一般性セルフ・エフィカシー尺度(坂野雄二・東條光彦(1986)一般性セルフ・エフィカシー尺度作成の試み,行動療法研究, 12, 73-82)(5)分析方法ボランティア参加群:プレキャンプおよびボランティアに参加する学生55名に対して、個人ごとの各項目の経時変化と自己効力感と汎用的技能の変化に関連する要因について分析する。データは以下の4時点で収集した。1プレキャンプ参加前-第1回調査(質問紙内容1~8)。2プレキャンプ参加後-第2回調査(質問紙内容356、成長記録報告書)。3ボランティア参加直後-第3回調査(質問紙内容3568、成長記録報告書)。4参加後-第4回調査(質問紙内容3456)。対照群:プレキャンプおよびボランティアに参加しない学生に対して、1と4の調査を行い、対照群の1と4調査のインターバル期間での成長と、ボランティア参加群の同期間での成長を群間比較することにより、ボランティア参加の成長への影響を分析する。3)研究結果倫理的配慮の項に記載したとおり、日本赤十字秋田看護大学・日本赤十字秋田短期大学研究倫理審査委員会の指導により、学籍番号とIDを結びつけるID管理者を研究グループ以外の人で設定したが、第4回調査終了後のID管理者の作業が終了していないため、データ入力が終了していない状況である。そこで、平成26年度に実施した「防災キャンプ」「こどもサマーキャンプin秋田2014」「冬期防災キャンプ」「3.11から未来へ心に刻むいま、私たちにできることプロジェクト」の4つの企画それぞれの実施状況を中心に報告する。(1)防災キャンプ防災キャンプの経験からの学びが学生自身の自己効力感やボランティアの参加への態度にどのような変化をもたらすかを検証することを目的に、平成26年6月21日(土)、22日(日)、大学および短期大学の学生55名を対象に、大学敷地内にて防災キャンプを実施した。「生きるために」「いのちを救う」「避難所生活を助ける」の3つのテーマに基づき、自らの命と安全を自ら守る「自助」だけでなく、災害現場に居合わせた人々が協力し合って周囲の人々の命を救う「共助」を意識したプログラムを展開した。翌日は、被災地ツアー(石巻)にて被災体験者と被災地支援のボランティアから当時の様子やボランティア活動の現状と課題などについての講話を受けた(別紙(新聞記事1.))。各テーマでの活動状況は以下のとおりである。5