ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

6する際に、謝辞にお名前を記載させていただくこと。Ⅵ.結果および考察A.参加者数の概要参加者数は、全10施設60名であった。参加者の年齢は20歳代が32.7%、30歳代が43.6%であり、臨床経験年数は1~3年が7.3%、4~6年が16.4%、7~10年が30.9%、10年以上45.5%であった。また、病院内の役割では、特にないと回答した者が60.0%だった。講義、演習(実習指導案の作成、リフレクション)、実習指導(実際に指導案を立案してみる)に参加し、プログラム全体を4/5以上の出席した60名全員に修了証を発行した。プログラムの中でオプションであった、他施設での実習指導場面の見学は42名が参加し、大学内での技術演習の見学は、延べ73名(複数回参加した人あり)であった。B.結果および考察1.実習指導者研修プログラムについての質問紙調査からa.対象者本研修プログラム修了者60名のうち、質問紙の提出をもって研究参加の同意が得られた55名(回収率91.7%)。b.結果(1)講義についてすべての講義に対して、「役に立った」と回答した者は60%、「やや役に立った」を合わせると90%を超えていた。その中で「教育原理」が、「役に立った」と回答した者は76.4%、次いで、「実習指導概論」、「対人関係論」がともに74.5%だった(表1)。自由記載では、役に立った、学ぶことができた、考えが深まった、勉強になった、興味深かったという記載が多かった。また、学生指導以外でも活用できる内容だったという記載もあった。記載の中で自分達が育った環境とは異なる世代、自分が学生だった時とは少し違う教育、現代の学生という表現がいくつか見られた。(2)演習について「役に立った」と回答した者のうち、実習指導案作成については62.7%、実習指導のリフレクションについては69.4%だった。また、「やや役に立った」を合わせると、指導案作成、リフレクションともに90%を超えていた(表2)。自由記載には、「指導の意味づけができるようになった」、「具体的な指導案を検討できるようになった」などのコメントがあった。また、「病棟の指導体制が整っていない状況で指導案を作成しても、スタッフなどと共有できないため、現実味に欠けていた」といったコメントもあった。77