ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

「生きるために」1水をろ過する装置をつくる学生は、ペットボトル、石、布、炭などを利用して試行錯誤しながら、雨水をろ過する装置づくりを行った。ろ過を複数回効率的に行うために、3つのペットボトルを紐で結んで木につるすなどの工夫を試みていた。しかし、ペットボトルをつるすために用意していた道具として、紙紐、麻紐、3mmロープから、素材を吟味せずに、たまたま手に取った紙ひもを使用したために、紙紐が水に濡れて切れ、何度も落ちてしまっていた。素材が紙であることが原因で落ちてしまうことは、最後まで気づかなかった。2火をおこして調理する乾電池とスチールを使って火をおこし、サラダオイルランタン(サラダオイル、アルミホイル、ティッシュ、空き缶)作りを行った。学生たちは事前にインターネットなどで調べた火おこしの方法を試していたが火をおこすことはできず、ライターを使用して火をつけることになった。3災害時の備えについて体験的に学ぶ(保護具、対策本部用品、救助・避難用品、保存水・保存食、生活用品、水害対策用品などを実際に触れてみる)非常時・災害時の必需品のサンプルに実際に触れて、持ち出し用品を一揃い準備した。女性が避難時に必要とされる生理用品や、乳幼児のミルク、オムツなど、対象者の特徴にあった非常時・災害時の必需品の備えが必要だと感じた様子であった。「いのちを救う」1日本赤十字社救急法を学ぶ救急法について初めて学んだことから、緊張している様子が伺えた。怪我に対する応急手当、傷の手当、骨折の手当、搬送訓練などを学んだ。2200人の避難者の食事をつくる大学に設置した避難所に200人が避難してきたことを想定して、温かい食事を提供するための訓練を行った。移動式のかまど、非常食袋を使ってご飯を炊き、200人分のカレーを作った。「避難所生活を助ける」プラスチックダンボールを使って、避難所のプライベート空間づくりプラスチックダンボール(縦90 cm×180 cm)を使って、体育館に避難所生活でプライバシー6