ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

10表6リフレクションについての設問と回答No設問そう思ううややそう思思あわまなりいそう思わないそう思うややそう思うあまりそう思わない思わない0% 25% 50% 75% 100%1(参加してみて)学生への関心が高まった24 29 2 043.6% 52.7% 3.6% 0.0%2(参加してみて)学生への理解が深まった26 28 1 047.3% 50.9% 1.8% 0.0%3(参加してみて)ますます学生がわからなくなった2 2 29 223.6% 3.6% 52.7% 40.0%4(参加してみて)実習指導が不安になった2 5 29 193.6% 9.1% 52.7% 34.5%5(参加してみて)実習中の疑問が解決した7 37 9 212.7% 67.3% 16.4% 3.6%6(参加してみて)さらに学びたい気持ちが高まった25 27 3 045.5% 49.1% 5.5% 0.0%7(参加してみて)自分自身の指導の傾向がわかった18 29 7 132.7% 52.7% 12.7% 1.8%8(参加してみて)自分自身についての発見があった19 23 13 034.5% 41.8% 23.6% 0.0%9(参加してみて)自分の指導方法を吟味できた19 30 5 134.5% 54.5% 9.1% 1.8%10(参加してみて)参加者と体験を共有できた41 14 0 074.5% 25.5% 0.0% 0.0%c.考察平成25年度同様、本研修プログラムの内容に対して高い評価が得られた。今回、病棟内で教育的な立場となっていることが考えられる臨床経験10年以上である看護師が多く受講していたことから、教育について学ぶ講義が「役に立った」という回答が多かったと考えられる。また、様々な演習に参加し、「学生への関心がより高まった」、「学生への理解が深まった」と回答した者が多かったことから、これまでの経験と結び付けながら自己を振り返ることで、視野が広がり学びが深められていったと考えられる。一方で、実習指導案を用いた実習指導の展開について「この指導でよいのか不安になった」と回答した者が60%程度であったことから、学生指導に対する学びを深められたことで、新たに生じた不安であると考えられ、研修プログラム修了後のサポート体制を検討していく必要がある。リフレクションについて、対象者全員が他の人と体験を共有できたと感じ、「ますます学生がわからなくなった」、「実習指導が不安になった」と回答した者は10%程度だったことから、リフレクションにおける体験の共有は学生指導者への有効な支援方法の一つとなりうると考えられる。また、実習指導について「もっと学びたくなった」という回答の割合も多かったことから、本研修プログラム参加が対象者の今後のステップアップを後押しするきっかけとなった可能性も示唆された。d.結論昨年同様、本研修プログラムの内容に対して高い評価が得られた。今回、臨床経験のある看護師が多く受講していたことから、これまでの経験と結び付けながら学びが深められていった。その一方で、実習指導に対して新たに生じた不安もあったことから、研81