ブックタイトル平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
98/146

このページは 平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている98ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

平成26年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

研究報告書(中間報告)1.研究テーマ看護系教育機関における東日本大震災による経験と防災対策・支援の検討2.研究組織研究代表者:内木美恵(日本赤十字看護大学講師)共同研究者:守田美奈子(日本赤十字看護大学教授)森岡薫(石巻赤十字看護専門学校副学校長)田村由美(日本赤十字看護大学教授)西田朋子(日本赤十字看護大学講師)亀井縁(日本赤十字看護大学助教)殿城友紀(日本赤十字看護大学助教)3.要旨2011年に発生した東日本大震災は日本に未曾有の被害をもたらし学校防災の在り方についても重要な課題を残した。中央防災会議委員の河田氏は、各省庁が実施すべき取組課題のひとつとして小中高等教育に必要な防災教育を提示し、防災の訓練や知識を次世代に繋げるために防災の要素を入れて多角的に防災を学ぶことを提案している(2013.8.30,朝日新聞)。防災教育は、小中高等学校だけでなく高等教育機関(専門学校や大学)についても検討していく必要があり、特に看護系の高等教育機関に関しては、学生自身の生命を守るための防災意識と行動に関する防災教育の在り方、そして、災害発生時に地域や病院との連携、通常の教育活動への再開、学生への心身のフォロー等の課題があり、これらを平常時から検討を行っていく必要がある。そこで今回は、東日本大震災の被災地に在る看護系の教育機関での被災後の状況を明らかにし、防災教育の在り方及び課題を検討したいと考えた。4.キーワード看護系教育機関、防災、東日本大震災、避難所、救護活動5.研究報告(1)研究の背景・目的東日本大震災の発生直後から教育活動が復興していく経過を通して、看護の教育現場で96