ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

ページ
63/74

このページは 平成27年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書 の電子ブックに掲載されている63ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」教育・研究事業報告書

患者の特性は男性53.5%、平均年齢74.7±13.6歳、訪問初期に余命の告知があったのは110名(29.4%)であった(表2)。表2.死亡場所の意思決定支援が行われるための患者・家族要因患家者族n= n=363 374 n= 276 267 n= 98 96希望死亡場所希望死亡場所全対象者実現非実現患者n= 374n= 276n= 98χ2 /z値(df)p値家族n= 363n= 267n= 961属性年齢(平均±SD)74.7±13.674.3±13.975.8±12.5.32975歳未満160 (42.8)121 (43.8)39 (39.8)0.483 (1).487性別男性200 (53.5)146 (52.9)54 (55.1)0.118 (1).732女性173 (46.3)129 (46.7)44 (44.9)不明2 (0.5)1 (0.4)1 (1.0)主介護者あり363 (97.1)267 (96.7)96 (98.0).735a副介護者あり245 (65.5)186 (67.4)59 (60.2)1.653 (1).1982病状・状態原発部位胃、大腸、直腸、食道107 (28.6)84 (30.4)23 (23.5)1.718 (1).190肺70 (18.7)48 (17.4)22 (22.4)1.216 (1).270肝臓、胆のう、膵臓69 (18.4)44 (15.9)25 (25.5)4.401 (1).036乳、子宮、卵巣46 (12.3)37 (13.4)9 (9.2)1.195 (1).274前立腺、膀胱、腎臓23 (6.1)19 (6.9)4 (4.1)0.984 (1).321その他57 (15.2)43 (15.6)14 (14.3)0.094 (1).759臨死期の疼痛コントロールの程度3.6±1.33.6±1.33.5±1.40.545.586b臨死期の呼吸困難コントロールの程度3.5±1.43.5±1.43.7±1.31.419.156b認知症高齢者の日常生活自立度Ⅲ以上42 (11.2)27 (9.8)15 (15.3)2.213 (1).137患者のコミュニケーション障害あり70 (18.7)54 (19.6)16 (16.3)0.499 (1).480c臨死期の患者の自宅療養の不安2.7±1.42.6±1.42.9±1.42.083.037bc臨死期の家族の自宅療養の不安3.3±1.53.1±1.53.7±1.43.497<.001 bd臨死期の介護負担3.7±1.33.6±1.33.9±1.22.613.009b3家族関係e患者と家族との関係性4.0±1.14.0±1.14.1±1.11.199.231bf臨死期の患者のがん治癒に向けた治療への姿勢4.4±1.04.5±0.94.0±1.13.821<.001 bf臨死期の家族のがん治癒に向けた治療への姿勢4.6±0.84.7±0.84.6±0.91.215.224b患者の病院医療の限界についての理解gあり105 (28.1)87 (31.5)18 (18.4)6.197 (1).013家族の病院医療の限界についての理解gあり170 (46.8)125 (46.8)45 (46.9)0.000 (1).9925告知患者余命の告知あり110 (29.4)91 (33.0)19 (19.4)6.427 (1).0116余命の理解度患者:臨死期の余命の理解あり128 (34.2)113 (40.9)15 (15.3)21.113 (1)<.001家族:臨死期の余命の理解あり308 (84.8)230 (86.1)78 (81.3)1.315 (1).2527社会資源の活用往診医あり295 (78.9)221 (80.1)74 (75.5)1.397 (1).237介護保険申請あり308 (82.4)231 (83.7)77 (78.6)1.307 (1).253p値にaと提示したものはフィッシャーの正確確率検定、bと示したものはMann-Whitney検定、それ以外はχ2検定を用いたc:患者/家族の自宅療養の不安:弱い1点~強い5点の5件法で評価d:介護負担:低い1点~高い5点の5件法で評価e:患者と家族との関係性:「患者は家族にどの程度率直に希望を伝えているか」全く率直でない1点~とても率直であるの5点の5件法で評価f:患者/家族の患者のがん治癒に向けた治療への姿勢:治療を希望1点~緩和ケアを希望5点の5件法で評価g:患者/家族の病院医療の限界についての理解:あり「理解していた」/なし「理解していなかった・不明」で2群に分けた61