ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
100/152

このページは 平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている100ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

度、災害看護リーダーに必要な実践能力等で構成した。質問項目は、災害看護リーダーに必要な実践能力について、ICN(2009)Framework of Disaster NursingCompetenciesを参考に独自に作成した(資料C)。(2)日本赤十字看護大学災害看護学修士課程で開発され、現在展開されている教育プログラムの実施について、院生1年生と2年生を対象にモニタリングと評価を行う。4) 3)の結果から、「赤十字災害看護の特性を活かした災害看護の専門的看護職育成プログラム」を完成させる。3.分析方法1)インタビュー(1)録音したインタビュー内容は、逐語録を作成する。(2)逐語を精読し、上級災害看護教育の実際と課題等についての語りを文脈単位で抽出する。(3)明らかな言い間違いは修正する。(4)抽出した内容を意味ある最初の1文を1つの単位とした「記録単位」とする。記録単位の留意点を挙げた。(5)記録単位に関する意味的特性を推論し、コード化を行う。(6)カテゴライズしながら抽象度を上げていく。(7)抽象化されたカテゴリーとカウントした数から、上級災害看護教育の実際と課題等を考察し、災害看護の専門的看護職の育成プログラムを作成する。(8)信頼性・妥当性データの分析・解釈に当っては、共同研究者間で精密に検討して実施する。2)質問紙調査1データは基本統計により処理する。2自由記載内容は、関連性、類似性で分類する。【倫理的配慮】:本研究は、日本赤十字社幹部看護師研修センター研究倫理審査委員会の承認を得た。1.研究参加者への説明・同意1)研究への参加者の選定方法研究参加者が所属する施設および研究参加者への負担や管理的力が働かないように以下の手順を踏んで、研究参加者を選定する。2)研究の説明と同意(1)質問紙調査では、研究対象者に研究目的・意義・方法、研究参加によるリスクとその対応、研究参加は自由意思によること、プライバシーの保守と匿名性の厳守、研究成果の公表に関すること、質問紙回答の封書投函をもって同意を得られたものとすることについて、書面で説明する。98