ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書
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平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書
で活動するために自由に動くことができる家族の理解がある≫ことも必要であることが示された。5)自由記載より:赤十字の災害看護リーダーの育成に必要な教育について(表2-3)以下、カテゴリーは〔〕、サブカテゴリーは<>、コードは≪≫で示した。(1)災害看護を実践的に学ぶ〔災害看護を実践的に学ぶ〕は、<災害看護の実践的演習・訓練>、<災害サイクルに応じた体験的研修>、<看護実践力の強化>、<倫理的教育>、<災害看護経験知の伝承>から構成された。(2)災害コーディネーターを育てる〔災害コーディネーターを育てる〕は、<災害コーディネーターの教育>と<災害看護リーダーとしての教育>で構成された。<災害コーディネーターの教育>は、≪将来的に看護師からコーディネーターできる人材が出る教育が必要である≫、<災害看護リーダーとしての教育>は、≪コミュニケーション能力や医療救護では特にリーダーの役目を果たす調整役としての役割が重要である≫、≪地域や多職種との情報共有や調整などコミュニケ―ションの技術が必要である≫、≪コミュニケーション能力やマネジメント能力が培われるような教育が必要である≫ことが示された。(3)全ての看護職が災害看護を学ぶ〔全ての看護職が災害看護を学ぶ〕は、<災害看護の知識>、<全ての看護職に対する災害看護教育>、<災害時の心構え>、<救護員としての教育>で構成された。<災害看護の知識>は、≪さまざまな災害に対する知識を学ぶ≫ことや≪災害看護導入への教育的背景(歴史)を知る≫ことが示された。赤十字は使命として<救護員としての教育>が必要であり、≪救護要員以外に対する教育が必要である≫、≪災害に備え、全職員が救護員として活動できるようフォローアップ研修の必要性≫が示された。(4)組織を越えた災害教育・訓練〔組織を越えた災害教育・訓練〕は、<自施設・他機関・地域との災害教育、訓練>である。≪自施設・支部等の赤十字以外の地域や他施設と協力した災害教育体制を構築する≫≪他の外部組織を知る研修を行う≫≪災害時の受け入れ、派遣両方の訓練を行う≫が示された。(5)赤十字について学ぶ〔赤十字について学ぶ〕は、<赤十字の理解>と<赤十字の継続研修>である。<赤十字の理解>では、≪赤十字について理解する≫、≪災害に関する社会、様々な組織の動きを学び、その中での赤十字の立ち位置や価値を理解する≫ことが示された。<赤十字の継続研修>は、≪赤十字科目を受講する≫や≪赤十字の継続研修を受ける≫が示された。106