ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

(6)こころのケア〔こころのケア〕は、<こころのケアの学習>と<こころのケアの普及>である。≪こころのケアをスタッフレベルの人も学習する≫≪後方支援の役割や救護に関するこころのケアについて学ぶ≫という<こころのケアの学習>が示されている。≪救護に行かなかった人が救護に行った人のこころのケアをする必要があることを伝える≫≪こころのケアの知識を普及する≫という<こころのケアの普及≫が示されている。課題2:B.大学院生を対象とした中長期支援実習からの学び記述内容から意味のある文脈単位46コードを抽出し、類似性で分類し、15サブカテゴリー、6カテゴリーに分類された。赤十字の災害看護リーダーの育成に必要な教育は、〔災害看護を実践的に学ぶ〕〔災害コーディネーターを育てる〕〔全ての看護職が災害看護を学ぶ〕〔赤十字について学ぶ〕〔こころのケア〕〔組織を越えた災害教育・訓練〕の6カテゴリーに分類された表2-1大学院生を対象とした中長期支援実習からの学びカテゴリーサブカテゴリーコード1.災害看護リーダーに求められる能力2.中長期支援における看護師のリーダーとしてのあり方地域アセスメント能力地域アセスメントから必要な支援を見出す力住民の活動力・災害時の回復力を含めた地域のアセスメント力組織を詳細に捉える力地域や文化を取り入れた看護の展開長期的な視点で捉える能力相手の立場や意見を吟味した交渉力冷静な判断力看護職の連携体制を構築する役割長期的な視野で提言する立場必要な看護を見出す役割災害サイクル移行期における敏感な観察力個人に捉われない広い視野で支援する力長期的な視野で必要な支援を把握する力現象を点や面で捉える考察力相手を尊重した交渉力交渉や調整時常に相手を理解しようとする姿勢地域の人々と相談し合い問題を解決していく姿勢冷静に見極める力看護の専門分野を繋ぐ役割静穏期からの各分野の看護師との関係性の構築横のつながりを強固にし繋いでいく役割中長期支援だけでない静穏期・準備期を見据えた仕組み作り次に起こり得る災害に備えた新たな提言災害サイクルから中長期支援を捉える視点各専門分野の必要性を見出す役割各専門領域の看護師との協働した支援107