ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

コンサルテーション論についての意見は、【コンサルテーションに精通した指導教員とCNS】が、【臨床に密着した実践型の学習】を提供し、【コンサルテーションの教育内容】は、<基礎的知識・技術><多様なコンサルテーションのモデルやタイプ><組織分析><対人関係技法>であり【アクティブ・ラーニングで学ぶ】を希望していた。CNS実習では、【実習でコンサルテーションを行うことは意義がある】とし、【実習指導を行うCNSが勤務する】【学生がコンサルテーションを実習できるように準備する】ことを前提に、【コンサルテーションを実施する】【CNSのコンサルテーションを見学する】【コンサルテーションを評価する】であった。一方で、【実習でコンサルテーションを見学・実施できない】とし、その理由は、<実習期間が短い><スタッフがコンサルテーションを知らない><コンサルテーションの機会がない><組織分析が未熟>であった。4考察コンサルテーションに必要な専門的知識や技術などアクティブ・ラーニングで学び、アセスメント能力や問題解決能力を育む重要性を提示していた。また、学生が実習で見学・実施するためには、学生のコンサルテーション能力のみでなく、実習指導者の関わり、実習施設の管理者やスタッフの理解など実習環境の調整の必要性が示唆された。(3)札埜和美,植田喜久子,山下彰子,戸田由美子(2015).専門看護師課程「コンサルテーション論」のシラバスの分析.第35回日本看護科学学会学術集会,広島市.1目的専門看護師教育課程の授業科目「コンサルテーション論」のシラバスから、教育内容や方法を明らかにする。2方法専門看護師教育課程を編成している95施設(2014年度)の大学院研究科長あるいは担当者に郵送法で依頼した。シラバスの回収は郵送法で行った。分析方法は内容分析を行った。倫理的配慮では、研究者が所属する大学の研究倫理審査委員会の承認を得て実施した(No.1405)。【結果】57施設回答(回答率60%)。3施設は本科目の編成なしと回答があった。54施設のシラバスを分析対象とした(有効回答率94.7%)。3結果シラバスの内容は、「コンサルテーションの総論」「看護コンサルの概要」「コンサルを実践するための知識・技術」「実践・演習」「学習課題」「文献活用」「担当教員」に分類した。「コンサルテーションの総論」では、「定義、プロセスなど」127件、「コンサルを組織変革に活かし展開する能力」8件、などでコンサルテーションの一般的知識に焦点をあてた内容であった。115