ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

「看護コンサルの概要」では、「看護のコンサルタントの役割と機能」48件、「看護のコンサルテーションの過程」42件、「看護のコンサルテーションの理論」15件、「チーム医療におけるコンサルの機能と役割」11件など、看護現象や専門看護師に焦点をあてた内容であった。また、「コンサルを実践するための知識・技術」として、面接法などの「コンサルテーションスキル(技術)」32件、看護理論の活用など「コンサルテーションを実践するための知識」24件などであった。「実践・演習」では、事例検討やテーマ別の「グループワーク/討議」59件、ロールプレイによる「演習」31件、「文献検討・文献レビュー」7件を実施していた。「学習課題」は、「CNSによるコンサルの課題」11件、「専門看護師の成長」2件などであった。「文献活用」は、必須文献26件14種類であり、そのうちリエゾン精神医学関連が12件と最も多かった。参考文献124件56種類であり、著書『プロセス・コンサルテーション援助関係を築くこと』が17件と最も多く、カウンセリングやケア関連など多様であった。担当教員では、常勤では、大学院担当の教授、准教授、講師92人、非常勤の大学院担当教員70人、がん看護やリエゾン精神看護などの分野のCNS28人などであった。また、本科目の責任者である常勤教員の専門領域では、精神看護学35人、看護管理学16人、がん看護学10人の順であった。4結論教育内容は、コンサルテーションに加え、看護コンサルテーションが含まれていた。また、内容は、看護理論や倫理、組織分析、外部コンサルテーションといったように多岐にわたっていた。担当教員の専門領域により内容や文献が左右されている傾向があった。また、演習や実践の場が少ない傾向もあり、大学院修了後、専門看護師として臨床でコンサルを実施していくために実習で実践する機会も必要である。3)第30回日本がん看護学会(千葉市開催):平成28年2月/2件発表(1)植田喜久子,山下彰子,札埜和美.(2016).がん看護専門看護師教育課程でのコンサルテーションの学習状況と課題.第30回日本がん看護学会学術集会,千葉市.1目的がん看護専門看護師における大学院でのコンサルテーションの学習状況と課題を明らかにする。2方法日本看護協会のホームページの登録者から、213人を無作為に抽出し、郵送法による無記名自記式質問調査を実施した。調査内容は、がん看護専門看護師の経験年数、コンサルテーションの学習状況、CNS実習でのコンサルテーションの実施状況であった。分析方法は、記述統計を行った。研究者が所属する研究倫理審査委員会の承認を得て実施116