ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

を付記してもらう。・データの分析、結果の公表の際は、施設や個人が特定されないよう守秘義務を遵守する。・質問紙は施錠できる場所に保管し漏洩しないように注意し、結果発表後は3年を経過した時点でシュレッダーにて破棄する。○研究対象者に予想される不利益および危険に対する配慮質問紙の記載時間は15分程度とし、研究協力者の負担とならないようにする。また、研究対象者には、本研究の趣旨を書面ならびに口頭で十分に説明し、理解を得て自由意思による同意を得る。あくまでも、本研究への参加は任意であり、看護管理職からの強制を受けるものではないことを十分に説明する。さらに、辞退による不利益を被ることがないことを保障する。辞退は、質問紙の未提出で可能である旨を伝える。○個人情報の保護の方法・質問紙には、対象者が特定されることがないようにIDを設定し匿名性の確保を行う。・データは研究以外に使用しないこと、質問紙は研究者以外の目に触れぬよう鍵のかかる場所で保管すること、結果発表終了後3年間が経過した時点で破棄することを文章に明記するとともに説明し、遵守する。・データ分析に使用するPCは専用としパスワードを設定し、インターネットには接続しない。・USBメモリーについても認証システムがあるものを使用し、鍵のかかる場所で保管し持ち歩かない。(3)研究結果1研修会後の認知行動療法への思い3回目の研修会に参加していた78名中、66名の提出があり、回収率は84.6%であった。(研究対象者が限られているため年齢や性別の記載により、匿名性の保持が難しくなる可能性が高いため基本情報は収集していない。)認知行動療法に興味が持てた者は、「そう思う」「ややそう思う」をあわせて90%、自分の役に立つと思った者は約80%いたが、自分で認知行動療法をしてみようと思った者は、約50%であった。認知行動療法によりバランスのいい思考ができるようになるには、研修を受けるだけでなくホームワークと抱き合わせて実施する必要があるが、実際にはホームワークは約95%の者がしていなかった。自由記載欄には、「時間がない」「仕事で疲れていて、する気にならない」「反証を一人で考えるのは難しい」「考えることがストレスになる」等が書かれていた。また、約80%の者が理解できたと思っていた。一方で、自由記載欄には「根拠を考123