ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

えるのが難しい」「反証が出てこない」「自分で答えを見つけるのが難しい」など困難さを感じている内容が書かれていた。興味を持てたことに関する自由記載欄には、「実際にやってみてイライラが和らぐことを体験した」「自分との付き合い方が分かった」「自分の振り返りができる」「普段は思いつかないことが思いつける」「文字にすることが整理できる」等、認知行動療法を行うことで、自分が楽になれる変化を体験できたことが書かれていた。CBTをやってみようと思うCBTを理解できたか自分の役に立つかCBに興味を持てたかそう思うやや思うあまり思わない思わない図1認知行動療法(CBT)への思い0% 20% 40% 60% 80% 100%1回/週1%全くしていない55%1回/月5%殆どしていない39%図2ホームワークの回数2BDI-Ⅱの推移研修会に参加した新卒看護師は、当初81名であったが、研修会に3回とも出席していない者や協力が得られなかったものを除き、最終的に51名(63.0%)を分析の対象とした。BDI-Ⅱの各回の得点の平均は、1回目が14.4点(SD8.4)、2回目が13.2点(SD8.4)、3回目は15.7点(SD8.7)であった。また、中央値は、1回目が15.0点、2回目が12.0点、3回目が14.0点(図3)であった。BDI-Ⅱの得点によって、正常群(1~16点)、境界群(17~20点)、重症群(21~点)124