ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
128/152

このページは 平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている128ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

表3抑うつ対処の自己効力感質問項目下位尺度項目カテゴリー・スコア順位失敗した後で自分を落ち込ませる考えが浮かんできても、その状況を客観客観的・多面的評価5.106 1的にみようと努力することができる。周囲の人が落ち込んでいる時、支援するために何か言ったり、してあげたり自己開示・自己主張5.059 2することができる。自分を落ち込ませるような後ろ向きの考え方をしても良いことが余りないと思った時には、違う考え方に変えメリット・デメリット3.639 3ることができる。落ち込みすぎないために、自分を責めるような考えが浮かんだ時、それと別の前向きな考えを思いつくことがで客観的・多面的評価3.14 4きる。悲観的な考えや消極的な考えが浮かんできても、その良い点と悪い点を考えて、そのネガティブな考えを上手くメリット・デメリット3.061 5役立てることができる。3抑うつ状態と自動思考、抑うつ対処の自己効力感の判別分析51名のうちプログラムの実施1回目と2回目、3回目でBDIが重症化した群(7名)と維持または軽症化した群(40名)の2群に分けた。重症化した群において、認知対処の自己効力感では、下位尺度項目が1客観的・多面的評価、2自己開示・自己主張、3メリット・デメリットであった(表3)。また、ATQ-R(自動思考)では、1消えてしまいたい、2世間とは衝突している気がする、3私の人生はめちゃくちゃだ、の順で判別に寄与していることが示された(表4)。126