ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

二次予防自己開示気晴らし客観3回目2回目1回目メリット注目0 5 10 15 20図5抑うつ対処の自己効力感ab3回目2回目1回目a:将来への悲観b:自己に対する非難c:肯定的思考c0 10 20 30 40図6ATQ-R(自動思考)(4)考察1研修会後の認知行動療法への思い「認知行動療法に興味を持てたか」の問いで「そう思う」「ややそう思う」と回答した者が90%、「自分の役に立つ」の問いでは約80%と大半を占めていたにもかかわらず、認知行動療法をやってみるに関しては「そう思う」「ややそう思う」は約50%に過ぎない。実際に、ホームワークは約95%の者がしていなかった。これらから、興味があり、自分の役に立つと思っても行動につながりづらいことが窺える。「時間がない」「仕事で疲れていて、する気にならない」等の記載があったが、新卒看護師が日々の仕事に追われ余裕のない状態では新しいことに取り組むことが難しいといえる。しかし、認知行動療法を体験して効果を実感できたら動機づけを強化でき、認知行128