ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

化を図る、21回の内容を精錬し実施回数を検討する、3ホームワークにおける身体的負担、ストレスや困難感の軽減が図れるように研修方法や内容を検討し、ホームワークを定着させる、4研修中に効果を体験することで十分な動機付けができるように十分なファシリテーターを配置する、5比較的短時間で効果が体験できるように、認知再構成法だけでなく行動的介入として問題解決技法の活用も検討する、が明らかとなった。一方で、抑うつ対処の自己効力感の下位尺度項目の客観的・多面的評価は抑うつの重症化に影響を及ぼすことが明らかになったため、客観的・多面的評価を否定的に選択している新卒看護師には早期に集団よりは個人的介入を検討することで抑うつの重症化を予防できる可能性が示唆された。(6)謝辞本研究にご理解とご協力をいただきました、病院の看護部長ならびに教育担当師長、新卒看護師の方々に衷心より感謝申し上げます。看護部長のご理解を頂き、院内の新卒看護師の教育プログラムに組み込んでいただき実施できましこと、また教育担当師長には、調整等に多大なお時間を頂戴しましたことをお詫び申し上げますとともに改めまして感謝申し上げます。なお、本研究は平成27年度学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成により実施いたしました。深謝申し上げます。(7)引用文献・秋山剛、大野裕(2008).さあ!はじめよううつ病の集団認知行動療法.東京、医学映像教育センター・藤原法子、米山和子、田中絵美、三輪亜紀子、福田巳恵、宮川ひさえ(2008).看護師のストレス調査-看護師の職業性ストレッサーとストレス反応の関係について-.日本看護学会論文集精神看護、39号、92-94.・福富和夫、橋本修二(2014).保健統計・疫学改訂5版.東京、南山堂.・福井至(2011).図説認知行動療法ステップアップ・ガイド.東京、金剛出版.・福井至、貝谷久宣(2015).心がスッと軽くなる認知行動療法ノート.東京、ナツメ社.・福井至、貝谷久宣(2012).図解やさしくわかる認知行動療法.東京、ナツメ社.・東則子、佐藤裕子、鎌倉恵美子、村山亜妃穂、大矢瑞穂(2012).新人看護職員研修における集団認知行動療法導入の効果.日本看護学会論文集看護管理、第42回、57-60.・伊藤絵美、石垣琢磨(2014).認知行動療法を身につけるグループとセルフヘルプのためのCBTトレーニングブック.東京、金剛出版.・川口貞親、鵜川晃、鈴木学美、植本雅治、豊増功次、吉田典子(2005).看護師のメンタルヘルスと医療過誤、ヒヤリ・ハット体験の具体的内容との関連性について.産業衛生学雑誌、47巻臨増、617.・小塩真司(2012).研究事例で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析2版.東京、東京図書.131