ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

2.平成27年度阿品台後継事業等での取り組みいきいき健康づくり2015地域住民の健康な地域づくり支援の一環として「いきいき健康づくり」を実施した。事業の目的は、地域住民一人一人が、自らの健康を守るための知識や技術を高めるともに、健康な地域づくりに向けて、助け合いのあるまちづくりやリーダーシップがとれることを目的とした。また、少子高齢化の地域社会において、住民一人ひとりの精神的・身体的・社会的な健康をめざして大学生と地域住民との交流も含め、コミュニティ、大学、行政の協働による参加型の地域づくりについて、住民との意見交換会を通じて検討した。地域の健康課題やニーズは多様化しており、講座内容は、これまでの講座や研修会などのアンケート調査から要望の多い事項についてテーマを絞りこみ、教員による健康講座を開催した。本講座においても、学生の参加を通じて、地域住民との顔の見える関係作り、交流の機会をもつとともに、若い学生の力を引き金に住民活動そのものの活性化が図れるよう実施した。1)1回目「老いても元気適度な運動欠かさぬ健康チェック!」参加者数:13名近年の日本の少子高齢化の傾向と同様に、市内では一人暮らしや夫婦のみの高齢者も増加しており、できる限り、自立した生活の維持や健康づくりの取り組みが重要になっている。また、防災意識の上では、「自身が元気であればよいが、年とともに体力も低下するので、健康でいること、隣人と助け合いができる関係づくりが大切」などの声も多く聞かれている。そのため、「いきいき健康づくり」の1回目は、健康づくりに関するミニ講話とともに、自身の体力測定や生活機能チェックを行い、今後の予防のために家でも簡単にできるストレッチや体操を実施した。教室終了後は、測定により筋力の低下を実感する方も多くいて、日常生活に必要な体力を維持するだけでなく、予備的能力の向上も踏まえて、体力づくり、筋力トレーニングなどの必要性を助言した。さらに、取り組みを継続させるために、個人ひとりでの実施にとどまらず、家族や地域の仲間と一緒に行うことが効果的であることも伝えた。144