ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書
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平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書
生活機能評価測定結果女性の参加者を前期高齢者4名、後期高齢者4名で平均値を以下に示した。男性高齢者は、参加者が2名であったので参考資料として提示する。女性の後期高齢者(75歳以上の者)の数値で、前期高齢者(65歳以上74歳以下)と比べて、平均値が高いか、あまり差がない参加者は赤色で示し、前期高齢者より明らかに低い数値は青色で示した。これらの測定結果から、前期高齢者と比べて、後期高齢者には以下のことが考えられる。1握力、足指筋力、飲み込む力は、後期高齢者で低かった。→これらの筋力は、最大筋力を測定するものであり、高齢ほど低く、何もしなければ、年とともに、顕著に弱くなりやすい筋力である。2開眼片足立ちやタイム・アップ&ゴー、長座位体前屈、オーラルディアドコキネシスは、後期高齢者でも高かった。→これらの動作は、最大筋力のすべてを必要としないが、日常生活に必要なバランス能力や俊敏さを測定するものであり、年をとっても、日常生活を活動的に過ごせば、維持しやすい動作である。性別年齢区分評価内容平均年齢項目複合動作飲み込筋力バランス・筋力柔軟性筋力口腔,舌の複合動作能力能力む力オーラルディア握力開眼片足立ち足指筋力反復唾ドコキネシス(kg)(秒)タイム・アッ長座位体(kg)液嚥下(回/秒)プ&ゴー前屈テスト(秒)(cm)(回/30右手左手右足左足右足指左足指秒)パタカ栄養状態BMI[kg/m 2]女性前期高齢者4名69歳平均26.7 25.7 41.0 47.0 7.3 36.8 9.8 9.2 7.0 6.3 6.7 6.0 22.7最大29.5 27.6 60 60 10.2 47 13.4 16.9 13 7.8 8.6 7.8 27.5最小15.2 14.5 4 20 5.6 23 2.5 2.1 3 4.2 5.2 4.8 19.2女性後期高齢者4名77.8歳平均21.9 20.0 51.5 46.2 7.8 35.1 7.8 7.3 5.5 6.6 6.5 6.0 21.3最大29.5 27.6 60 60 10.2 47 13.4 16.9 13 7.8 8.6 7.8 27.5最小15.2 14.5 4 20 5.6 23 2.5 2.1 3 4.2 5.2 4.8 19.2平均37.2 35.9 39.5 34.5 7.1 19.3 10.1 8.8 6.5 5.6 5.8 5.1 21.8男性2名82歳最大40 38.6 60 60 8.1 30 11.3 8.9 7 5.8 5.8 5.4 22.9最小34.3 33.2 19 9 6.1 8.5 8.8 8.7 6 5.4 5.8 4.8 19.7評価基準大きい方が良い大きい小さい方大きい方大きい方が良い大きい方が良い方が良大きい方が良いが良いが良いい以上の結果より、生活機能を維持するためには、閉じこもりがちな日常生活から脱却し、少なくとも日々外出を行うなどの筋力の維持を図ることが必要であり、意識して鍛145