ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

3.研究成果等住民への報告今回の調査結果を周辺住民を中心とした男性健康づくりグループの方々に報告を行った。日時は、平成27年12月25日(水)10:30~11:30である。本学の調理実習室で、月2回活動しており、メンバー数は20名(男性18名女性2名)である。パワーポイントで作成した資料を示しながら説明をおこなった。団地内の高齢化に伴い、災害時要援護者をどのように支援していくかが各コミュニティで話し合われており、その参考資料となるとのことであった。また、地域での見守り活動など日頃の地域の活動を健康危機管理ととらえ、自身のセルフケア能力を高め、互助・共助の結びつきを強める活動が重要であると思われるとの感想があった。コミュニティの会長や民生委員をしているメンバーも多く、地域のキーパーソンとして、地域の防災等健康危機意識を高めていけるよう周囲への働きかけを行うなど今後の活動の参考になったという反応だった。(5)結論以上の取り組みは、直接防災対策を行うものばかりではないが、地域防災対策の基盤固めのための地域づくりの推進や支援者となるボランティアの養成や育成に繋がった。日常から地域住民のソーシャルキャピタルを強化することが重要であり、各教室には、学生を参加させて世代を超えた交流や地域の活性化を行った。さらに、防災への健康危機管理意識や健康づくりへの知識や技術の普及・支援のための教員の派遣により地域貢献を行った。今後、これらの事業による地域の防災健康危機管理の状況や効果を検討していくためにも、本調査で用いた防災危機管理指標の妥当性を検証していくことが必要である。(6)謝辞本調査にあたり、ご協力いただきました廿日市市阿品台コミュニティの皆様に感謝いたします。また本研究は、平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」による助成を受けて実施した。147