ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
15/152

このページは 平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

表7教員が捉えた大学での学習に課題をもつ学生の特徴項目自己の学習方略が確立できないコミュニケーションの課題視野の狭さ・見方の偏り目標の不明確さ経済的問題家族関係の課題内容学修の仕方を修正できない。自分の課題が認識できない。危機感がない。自分たちを客観的に捉えなおすことが難しい。決められたことはできるが自分で自由に行うというところで学生の差が出る。学習活動の中で疑問をもてない。患者の問題を見出していく過程で思考の飛躍がある。教員や友人に相談できない。自分の意見を述べられない。人の話を聞き取れない。真面目で一方通行でしか物が見られない。先が見通せない。近視眼的な見方。全体を見通せない。多様な考え方の教員や看護師がいることをそれぞれ違うと柔軟に受け入れらない。課題を終えることが目標になっている。課題の意味がわからないで取り組んでいるこの大学で学ぶ意味がわからないが、やめることも決められない。希望した大学でないため、目標が見いだせない。学費や生活費を自分で稼がなければならないためアルバイトで学習時間がとれない家族の関係が今一つの学生は心を閉ざし気味である。家族の中で特定の誰かの意見に影響を受けている。c)教員として心がけている学生へのかかわり教員として心がけている学生へのかかわりを表8に示す。【学習面のサポート】は丁寧な説明や解説などを行うことや、自分の学び方を見つけるかかわり、自分で考えたり疑問をもったりできるようなかかわり、既習の学びとつなげるかかわりが語られた。【関係性を築く】は、挨拶をしたり言葉をかけるかかわりや、話を聞いて承認するかかわりなどが語られた。【生活面の助言】は、アルバイトに対する助言や保護者とのかかわりが語られた。13