ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

分析は行わなかった。分析は、SPSSver.21を用いて行った。6.研究結果6-1事業実施結果赤十字みんなの防災デイキャンプ(T1)(T2)平成27年11月7日(土)に開催した。参加者は定員の200名を上回る地域住民約300名が来場した。イメージしにくい災害や防災について、実行性のある行動につなげていくために、1「命をつなぐ防災教育」、2「日本赤十字救護活動/赤十字救急法」、3「炊き出し体験」、4「災害時に役立つアウトドア用品紹介」、5「避難所体験」の5つのテーマに基づき、「気づき→考え→行動する」というステップを意識した防災教育プログラムを実施した。命と安全を自ら守る「自助」だけでなく、災害現場に居合わせた人々が協力し合って周囲の人々の命を救う「共助」を意識したプログラムとした。各テーマの活動内容の詳細は以下のとおりである。1)「命をつなぐ防災教育」秋田県防災アドバイザーに依頼し、地震災害のリスク、災害時における家屋等の安全、大規模災害における備え、避難・避難場所生活、災害時の要援護者、地域とのつながりの重要性、火災への対処方法、災害時における連絡方法等についての講義を実施した。加えて、過去の「赤十字みんなの防災キャンプ」に参加した学生らが、楽しみながら学ぶ防災キャンプ活動の意義について報告を行った。2)「日本赤十字救護活動」「赤十字救急法」日本赤十字秋田県支部職員に依頼し、東日本大震災における救護活動の実際、日本赤十字社秋田県支部所有の特殊トラック・通信車両、及び、ドラッシュテントの展示、怪我や骨折の応急手当、AEDの使用方法について等の講義と実技を実施した。3)「炊き出し体験」参加者が自ら実際に非常用高密度ポリエチレン袋に米を入れ、災害用移動式かまど炊飯器で炊くという形態で、参加者全員が炊き出しを体験した。また、スーパーやコンビニエンスストアー等で一般に使用されているビニール袋を活用したカレー作りも行った。4)「災害時に役立つアウトドア用品紹介・アウトドアクッキング」災害時に役立つアウトドア用品(テント、寝袋、ランタン、など)を展示して使用方法を説明しながら、実際にテント設営やガスバーナーを使用したアウトドア・クッキングを行った。また、女性が避難時に必要とされる生理用品、乳幼児のミルク、オムツなどについての紹介も行った。5)「避難所生活を助ける防災用品紹介・避難所体験」本学体育館を避難所に見立てて、避難所生活でプライバシーを守るためのアイデアとして、プラスチック・ダンボール(縦90 cm×180 cm)を活用した間仕切りの設営を行った。21