ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

研究報告書1.研究テーマクリニカルナースリーダー(CNL)教育プログラム開発と研修の評価2.研究組織研究代表者:日本赤十字九州国際看護大学(前)学長浦田喜久子共同研究者:日本赤十字九州国際看護大学教授本田多美枝日本赤十字九州国際看護大学准教授エレーラ・ルルデス日本赤十字九州国際看護大学助手山内多恵(前)聖アンソニー看護大学教授CNL竹熊カツマタ麻子(前)聖アンソニー看護大学講師CNLデイナ・ダーモディー熊本赤十字病院看護部長東智子熊本赤十字病院看護副部長村田美和熊本赤十字病院看護師長今村尚美熊本赤十字病院看護係長三池裕美子3.要旨2006年より、アメリカ看護大学協会(AACN)が新しく認定を開始したクリニカルナースリーダー(以下CNL)は、臨床看護の様々な問題解決を図り、看護の質の向上のみならず、職務満足度の向上や施設の経済的な利益に繋がっている。日本において、高齢社会に伴う急激な医療提供のシステムの変化は看護に大きな影響を与えており、看護実践上の課題を多く抱えている。そこで、指導者を育成し、臨床看護の問題解決を図り、看護の質向上を図ることが急務だと考え、近い将来、日本にCNLを導入することを目指して、日本で米国の資格を持つCNLを育成することができるようにCNLの教育者を育成することを計画した。聖アンソニー看護大学は、日本の看護師が米国のCNL認定を認定試験にて取得するためのCNL指導者教育の許可を認定委員会から受けていることから、聖アンソニー看護大学のCNLの資格を持つ教員による「CNL指導者育成研修会」を開催し、研修の評価から日本の看護師のCNL指導者を育成するCNL教育プログラムを検討した。研修後のアンケート調査から、CNLの育成には、今回実施した教科目は強化すべきものであり、米国での実習は必須であることが明らかになった。4.キーワードクリニカルナースリーダー(CNL)、臨床看護の質、指導者教育プログラム米国の資格認定42