ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
7/152

このページは 平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

4研究参加依頼書・研究参加同意書に署名をもらった時点で研究参加者とし、インタビューを実施した。c.データ収集期間平成27年10月~平成28年3月d.データ収集方法半構成的面接法によりデータ収集を行なった。インタビューの場所はプライバシーの保たれる個室とし、研究参加者の移動が少ない所属大学内で、研究参加者の希望もしくは同意の得られた場所とした。学生に対しては、研究参加者の属性(年齢、高校での学習状況、入試形態)を把握するため、フェイスシートを用いて情報収集を行った。研究参加の同意取得後、記入いただいたフェイスシートをインタビュー時に回収した。同大学内の研究参加者4~6名に対し、面接協力者1名が行うグループインタビューとした。インタビューガイドに基づいた1回90分程度の半構成的面接法とした。インタビュー内容は、大学入学前の学習状況、大学入学後に直面した学修上の困難等とした。研究参加者の承諾を得て、インタビュー内容を録音した。教員に対しては研究参加者1名に対し、研究者1名または研究協力者が行う1対1でのインタビューとした。インタビューガイドに基づいた原則1回60分程度の半構成的面接法とした。インタビュー内容は主に、教員が捉える、学生が直面している学修上の困難等とした。研究参加者の承諾を得て、インタビュー内容を録音した。e.分析方法面接時にICレコーダーに録音したデータを、テープ起こし業者に委託し逐語録を作成した。逐語録の内容を繰り返し丁寧に読み、逐語録に起こしたインタビューデータについて、インタビューガイドの項目にそって分類し、内容の共通性や異質性を抽出しコード化、カテゴリー化した。逐語録の作成は個人情報保護を遵守している業者に委託した。f.倫理的配慮(a)研究全般に関する配慮本研究は、日本赤十字看護大学研究倫理審査委員会の承認(2015-87)を得た。また、協力を依頼する看護系大学内の倫理審査委員会に申請する必要がある場合、該当する倫理審査委員会に申請し承認を得た上で研究活動を開始した。なお本研究は、平成27年度赤十字と看護・介護に関する研究助成を受けて実施した。(b)研究への参加協力を得る過程における参加者への配慮該当する看護系大学の学長に対しては、研究協力をしない場合であっても不利益を受けないこと、同意をした場合であってもいつでも取りやめることができることを丁寧に説明した。ただし、同意を撤回した時点で、既に研究成果が学会等で公表されていた場合や、匿名化され個人が特定できない状態等の場合には、データを破棄できないこともあること5