ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

研究報告書1.研究テーマ看護系教育機関における東日本大震災時による経験と防災対策・支援の検討2.研究組織研究代表者:内木美恵(日本赤十字看護大学講師)共同研究者:守田美奈子(日本赤十字看護大学教授)森岡薫(石巻赤十字看護専門学校副学校長)田村由美(日本赤十字看護大学教授)西田朋子(日本赤十字看護大学准教授)亀井縁(日本赤十字看護大学講師)殿城友紀(日本赤十字看護大学助教)3.要旨2011年に発生した東日本大震災は日本に未曾有の被害をもたらし学校防災の在り方についても重要な課題を残した。中央防災会議委員の河田氏は、各省庁が実施すべき取組課題のひとつとして小中高等教育に必要な防災教育を提示し、防災の訓練や知識を次世代に繋げるために防災の要素を入れて多角的に防災を学ぶことを提案している(2013.8.30,朝日新聞)。防災教育は、看護系の高等教育機関に関しても検討していく必要があり、災害発生時に地域や病院との連携、通常の教育活動への再開、学生への心身のフォロー等の課題を、平常時からの検討が重要である。そこで、東日本大震災の被災地に在る看護系の教育機関での被災後の状況を明らかにし、防災教育の在り方及び課題を検討したいと考えた。平成26年度は、看護系教員の経験に焦点を当てて研究を実施した。平成27年度は、研究の第2段階として、看護学生に焦点を当て、東日本大震災における経験を探求したいと考え研究を行った。4.キーワード看護系教育機関、学校防災、東日本大震災、避難所、救護活動5.研究報告(1)研究の背景・目的東日本大震災の発生直後から教育活動が復興していく経過を通して、看護学生は、どのようにその状況を捉え行動したのか、またその後、どのような経験をしたのか等、看護学生の体験を明らかにする。75