ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

表2.災発当時に看護学生だった看護師の体験フェーズ大テーマ第1フェーズ第2フェーズ第3フェーズ校庭に移動して小学校へ避難小学校でのサバイバル生活自宅に戻ってから学校再開までの生活テーマ123456789普通の訓練と同じようにすぐ終わると思い、教室から校庭に移動して整列する隣のビルの上から逃げろーという声や逃げていく人が目に入る自分たちは整列していたら先生たちが話し合って避難の場所を決め一斉に走り出す避難途中にお年寄りに手を貸しながら一緒に小学校へ逃げる小学校にたどり着き、波に人が乗っている車等が目に入るが助けられない先生とともに自分達は避難者の濡れた体を拭等できる援助をはじめる夜間の暗闇に恐怖を感じながらも仲間と居ることで安心する自分達がやらなくてはならないという気持ちで援助活動を行う情報が少なく連絡もとれず、寒さと食べものがない中で助け合いながら津波の水が引くのを待つ10先生は救護をし、自分達のヒーローである11家族のことが心配で連絡をとる12家族や知人が迎えに来て自宅に帰る13いつもの生活環境が一変し不便な中でボランティア活動に参加する1415授業再開を案じながら教員からの安否確認の連絡で学校の様子を聞く近隣大学に間借りし授業が再開され、みんなに会え、日常に近づけることが嬉しい16学校での行われた心のケアが辛い気持ちを癒してくれる第1フェーズ:【校庭に移動して小学校へ避難】<普通の訓練と同じようにすぐ終わると思い、教室から校庭に移動して整列する>「ま、いつもの地震かなっていう感じだったんで・・・(中略)・・・また、どうせ授業を再開するんだろうなって軽い気持ちだったんです(Aさん)」と、これまの地震が来たとき同様78