ブックタイトル平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成27年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

より、学生の学習状況について振り返る機会となることが期待されることを説明した。また、両者ともに本研究成果が還元されることにより、新たな教育支援体制の構築に貢献できることを説明した。6研究に参加することによって起こり得る不利益とそれに対する研究者の対処所属施設の研究者が学内の学生を研究対象とする場合、学生からみて当研究者は評価者としての強制力を感じる可能性がある。したがって面接時は、施設に属さない研究者もしくは研究協力者に依頼し、所属施設内の当研究者は面接には同席しなかった。また、インタビュー中には氏名を名乗らせず、アルファベット記号を割り振ることで、発言者の氏名が当研究者自身に特定できないよう配慮した。本研究に参加することにより、今まで想起することがなかった体験や過去の出来事を思い出す可能性があるため、インタビューでは、語りたいこと、語ることができることのみを話してもらうよう説明した。インタビューでは、研究参加者の行動や考えを評価するものではないことを説明した。インタビューの中断や研究を辞退することも可能であることを説明した。7逐語録作成の外部委託に関する手続き逐語録作成作業は、プライバシーポリシーを明示している業者にテープ起こしを委託し、守秘義務の遵守を示す誓約書の提出を受けた。8研究協力者への依頼に関する手続き所属施設の研究者が学内の学生を研究対象とする場合、面接は、学生の所属施設外の共同研究者、もしくは研究協力者(質的研究を行った修士修了生)に依頼した。研究協力者に対し、インタビュー方法について十分に説明・指導を行い、研究の信頼性、妥当性の維持に努め、承諾書・誓約書にて同意を得た。(3)研究結果a.研究参加者の概要学生の参加者について表1に示す。3校の大学から14名が参加した。教員の参加者について表2に示す。4校の大学から7名が参加した。表1学生の参加者大学名参加者X大学4名SAさん、SBさん、SCさん、SDさんY大学4名SEさん、SFさん、SGさん、SHさんZ大学6名SIさん、SJさん、SKさん、SLさん、SMさん、SNさん7