ブックタイトル平成28年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
27/74

このページは 平成28年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている27ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

平成28年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

研究成果報告書1.研究テーマ腎不全を抱える患者と家族の個別ニードに即した援助モデルの構築と評価-腎不全医療に関わる実践家とのアクション・リサーチを通して-2.研究組織研究代表者:守田美奈子(日本赤十字看護大学・教授)共同研究者:本庄恵子(日本赤十字看護大学・教授)住谷ゆかり(日本赤十字看護大学・講師)安島幹子(日本赤十字看護大学・助教)酒井千恵(日本赤十字看護大学・助教)田邊美乃(前日本赤十字看護大学・助手)石橋由孝(日本赤十字社医療センター・医師)古川祐子(日本赤十字社医療センター・看護部長)関根光枝(日本赤十字社医療センター・看護師長)池田美里(日本赤十字社医療センター・看護師長)加藤ひろみ(日本赤十字社医療センター・看護師長)今井早良(日本赤十字社医療センター・看護師)渋谷紋子(日本赤十字社医療センター・看護師)宮副麗子(日本赤十字社医療センター・看護師)榊原哲也(東京大学大学院・教授)3.要旨慢性腎不全を抱える患者、家族の固有のニーズに即した援助を行うための援助モデルの構築にむけて、アクション・リサーチを実施した。実践的な援助方法の要素として「カンファレンス」、「面談」、「保存期情報共有シート」、「ピアラーニング」、「学習支援」が抽出され、これらの援助方法を具体的に整理し、個別の患者、家族の支援課題に即して組み合わせ、個別化医療を実践するための援助モデル案を構築した。さらに、外来診療と多職種カンファレンスを軸にして、個別の患者・家族への理解を深め、それを元に支援課題を抽出し、支援方法の4つを組み合わせて支援を実践するプロセスを「外来での医療提供システム」として図示した。これらの成果を明文化し、実践的に活用できるようマニュアルを作成した。本成果である「慢性腎不全患者、家族へのケアモデル」を赤十字で活用してもらい、その評価を得ていくことが今後の課題である。25