ブックタイトル平成28年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書
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平成28年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書
ピアラーニングの場では、必ず医療者が同席し、対象者の言動を観察しながらピアラーニングの内容を確認し適時補足説明をする。患者同士でしか話せない内容もあるため医療者は様子を見ながら時々離席するなどの配慮をする。5)ピアラーニング実施後対象者との面談を行い、目的が達成できなかった部分のサポートやピアラーニングの再設定などの評価を実施する。c.ピアラーニングの工夫と注意点1)ピアラーニングの工夫ピアラーニングでは、患者や家族の関心に応じて組み合わせを設定し、外来診療のタイミングにあわせて実施できるよう日時の設定も工夫している。その他にも、希望に合わせて、実際の治療場面への参加が可能になるよう工夫をしている。2)ピアラーニングの注意点腎代替療法の見学を通して、ボディ・イメージの変化を否定的に捉えてしまう可能性がある。そのため、ピアラーニングのメリット・デメリットと個々の患者の状況を考慮した上で、実施を検討することが重要である。また、後日、先輩患者から、ピアラーニングを行った後輩患者について質問があった場合には、情報漏えいに十分注意し、個人情報保護を遵守することが重要である。37