ブックタイトル平成28年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成28年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

れを学びあう方法は患者主体の支援方法として非常に重要で意義深く、効果的な方法と医療者に認識されていた。6.「学習支援」は、患者、家族にとって必要な情報を得たり、病気の意味を考えるための重要な学習の場であり、学習方法への支援を受ける機会でもある。今回の学習支援方法では、医師、看護師、栄養士など様々な職種が協力し合い、集団学習の場を作っていた。さらに患者手帳を活用しながら病気や生活のことを医療者と学びあう機会を提供していた。7.本研究で明らかにした援助モデルは、「その人を知りたい」その人に関心を寄せて展開される病いをもつ人の体験を重視した個別化援助のための外来でのケアモデルである。(6)謝辞本研究は日本赤十字看護介護の研究助成を得て実施した。本研究に協力頂きました看護職、医師、臨床心理士の皆さまには心から感謝申し上げます。(7)引用文献Alison Morton-Cooper(2000)/岡本玲子他(2005).ヘルスケアに活かすアクションリサーチ.医学書院.井桁良美・大平久美子(2010).導入期指導腹膜透析導入患者の看護相談を実施して,腎と透析69巻別冊腹膜透析2010,794-795.池田晴美・平良千夏・青木洋子・赤嶺久枝・永山聖光・野田真美子(2014).腎不全患者の治療選択を多職種で関わる意思決定支援腎代替療法選択時期をチームで支える専門外来を目指して,友愛会豊見城中央病院医学雑誌,2,48-50.柿本なおみ・内田祥平・尾崎佳代子・他3名(2010).EASEプログラムによる血液透析患者の掻痒感軽減の検証セルフ・モニタリング法を用いた一例.透析ケア,16(3),318-325.Lubkin,I.M.&Larsen,P.D.(2002)/黒江ゆりこ監訳(2007).クロニックイルネス人と病いの新たなかかわり,医学書院.桜井ひとみ・中根真利子・小島由美・勢納八郎・鳥山・高伸・川原弘久(1999).外来における慢性腎不全患者の教育実践パラメディカルとの連携を強化して,日本透析医学会雑誌,32Suppl.1,873.持田耕平・青木沙織・森山美知子(2012).腹膜透析治療を開始した患者の家族の透析治療への協力体制形成過程.広島大学保健ジャーナル,10(2),62-71.宮本真巳(1996).感性を磨く技法3セルフケアを援助する,日本看護協会出版会.野坂久美子・中谷信江(2012).保存期から透析導入に至った慢性腎臓病患者の自己管43