ブックタイトル平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

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概要

平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

研究成果要旨研究テーマ地域中核病院における病棟-外来-地域をつなぐセルフケア支援の検討研究組織研究(代表)者:本庄恵子(日本赤十字看護大学)共同研究者:田中孝美・和田美也子・桐原あずみ・工藤有希・細井美沙子・下村裕子(日本赤十字看護大学)古川祐子・加藤ひろみ・那須照代・池田美里・横田和子・渡邉美香・鈴木恵子・加藤まこと・今野康子・渋谷紋子・スミス美保子・石井佳代・及川麻衣子・小林千恵・本宮美幸・矢野京子(日本赤十字社医療センター)キーワードセルフケア、病棟-外来-地域の連携、看護支援、SCAQ(Self-care Agency Questionnaire;エス・シー・エー・キュー)」研究報告(1)研究の背景・目的その人らしく生きることを支える「セルフケア支援」は看護の核となる支援であり、病棟-外来-地域での継続した支援が必要とされている。本研究では、地域中核病院における病棟-外来-地域をつなぐセルフケア支援の課題を明らかにし、新たな支援を構築することを目的とした。(2)研究方法アクション・リサーチ(Alison,2000)を用いた質的記述的デザイン。参加者は、病棟-外来-地域でSCAQを活用したセルフケア支援を展開する看護師、および、セルフケア支援を探求している研究者であった。グループインタビューを月に1回、合計11回実施し、データを質的記述的に分析した。(3)研究結果課題「セルフケア支援の周知/仲間を増やすこと」「病棟と外来との連携」「地域との連携」についての方略を検討し、新たな取り組みが展開された。セルフケア支援の周知/仲間を増やすことに関しては、院内の教育企画室と協働し、3年目の看護師を対象としたセルフケア研修会を開催した。中堅看護師を対象としたコアナースのためのセルフケア研修会を実施した。病棟と外来の連携については、呼吸器や内分泌などの領域では、病棟と外来の連携が継続された。地域との連携では、腎領域での支援の連携先であるクリニックなどのスタッフにセルフケア支援の講演会を行った。また、退院時サマリーに、セルフケア15