ブックタイトル平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

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概要

平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

研究成果要旨研究テーマ中小規模赤十字病院におけるキャリア開発プログラムの促進にWeb会議を導入した研究支援システムの開発研究組織研究代表者:日本赤十字豊田看護大学教授東野督子共同研究者:日本赤十字豊田看護大学准教授石黒千映子日本福祉大学看護学部教授水谷聖子日本福祉大学看護学部准教授大野晶子四日市看護医療大学看護学部教授柿原加代子名古屋市立大学附属病院看護師杉村鮎美元日本赤十字豊田看護大学教授三河内憲子キーワードWeb会議、研究支援プログラム、キャリア開発、中小規模病院、臨床看護師研究報告(1)研究の背景・目的本研究グループは、中部ブロック管内における、赤十字医療施設と大学との連携体制や必要な支援を検討するため、「教育・研究」を中心にキャリア開発ラダーの導入の現状と看護職の意識調査及び各病院の教育・研究支援環境の調査や具体的な支援の検討を2009(平成21)年度より7年にわたり調査を行った。具体的な成果を以下に述べる。2009年には、中部ブロック管内大規模病院2施設における全看護職の質問紙調査と経験年数別看護師のインタビュー調査を実施した。2010年からは、赤十字の中小規模施設の看護師を対象に、質問紙調査及びインタビュー調査を行い、病院の規模により教育・研究環境に違いがあり、大学から受けたい支援についての病院側のニーズにも違いがあることを示した。2012(平成24)年から中小規模赤十字病院の4名の看護師を対象に、研究支援プログラムを導入しその評価を行った。その結果、継続勤務する看護師への研究着手の支援には、単年では難しく2年6か月も要した。そのため、効果的な支援環境として新たにコミニケーションツールを導入して効果的な支援方法を提案する必要があると考えられた。そこで、今回は,中部ブロック管内の中小規模病院に勤務する看護師に対して、研究者らが開発した「研究支援プログラムの促進にWeb会議を導入しこれまでより効果的な方法の提案することを目的とした。(2)研究方法中部ブロック管内の中・小規模(500床未満)の赤十字病院12施設において協力の得られた看護師でラダーレベルⅢ程度を対象とした。研究期間は平成28年4月1日~平成30年3月31日(2年)。データ取集場所は日本赤十字豊田看護大学とした。本プログラムは対面型セミナー計7回とWeb型セミナー11回で構成し、各対面型セミナーの開始・終了時に質問紙調査とフォーカスグループインタビューを行った。分析方法は1質問紙調査は、a.研究に関する理解度(17項目)、b.自身の研究課題への取り組み状況(18項目)、c.集合プログラム参加後の成果(4項目)、d.研究支援プログラム19