ブックタイトル平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

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概要

平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

ンサスが得られたが、重度認知症高齢者に対してはコンセンサスを得た療養の場は少なかった。さらに、『コミュニケーション』は、全ての療養の場で認知症の重症度を問わず同意が得られたのは27項目中18項目であった。『生活機能支援、他者・社会交流支援、環境調整』は、全ての療養の場で認知症の重症度を問わず同意が得られたのは、「生活機能支援」11項目中6項目、「他者・社会交流支援」4項目中2項目、「環境調整」16項目中12項目であった。(4)考察『補完・代替療法』は、実践可能な項目は限られる現状があった。一方、『コミュニケーション』と『生活機能支援、他者・社会交流支援、環境調整』では、多くの項目でコンセンサスが得られた。したがって、これらコンセンサスの得られた項目を中心に、積極的に介入することが有効であると考えた。(5)結論認知症高齢者の、療養の場の違いおよび認知レベルの違いに応じた非薬物療法を選定し、実践していくことの重要性が示唆された。(6)謝辞本研究の実施にあたり協力いただきました、認知症看護認定看護師と認知症ケア上級専門士の皆様に感謝申し上げます。また、本研究は、「平成28・29年度学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」により実施した。(7)引用文献日本神経学会(監修)(2017).認知症疾患治療ガイドライン2017.医学書院.他27