ブックタイトル平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

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概要

平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

ンタビューガイドの項目にそって分類し、内容の共通性や異質性を抽出しコード化、カテゴリー化した。(3)結果遠隔授業の実践結果を中心に報告する。入学生は平成28年度14名、平成29年度14名、5月に合同ガイダンス・初回授業を対面で行ない、それ以降は数か所からテレビ会議システムを使用し授業した。学生は自身の都合に合わせ、スマート会議システムでパソコン・タブレット・スマートフォンから参加した。スマート会議システムは、平成28年度は北海道の5IDであったが、平成29年度は北海道・九州・広島の15IDが加わり、頻度高く稼働した。質疑応答の工夫(質問・意見があるときは「質問」「意見」の札を画面に出す)により、ハウリング等が起きる問題は解消された。しかし、スマート会議システムでは、学生のパソコン等の容量、マイクやカメラ機能、設定に差があり、画像トラブルが起きていた。(4)考察テレビ会議システムでは、画面が鮮明で大きく音声もクリアであり、各学生の表情等も確認できるため、授業はスムーズに行われ、対面での授業と遜色ないと思われる。授業・演習等の教育効果も十分であるが、疲労は多少強い。利便性が高いため、教育の機会は対面教育方法のみに比較し、格段に高い。(5)結論テレビ会議システム使用した教育方法は、総合的に判断し、教育効果、利便性ともに優れ、対面での授業と遜色ないことが明らかになった。(6)謝辞学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成(平成29年度)により助成を受けた。(7)引用文献富家直明,坂野雄二(2010).臨床における面接遠隔支援によるスクールカウンセリング.こころの科学, No.149, 74-78.久保田聰美,大碕正徳,芦田川さゆり,新村佑子,今津陽子,山田覚(2015). 5大学共同大学院における遠隔授業システムの開発.高知県立大学紀要看護学部編, Vol.64,103-109.谷田貝雅典,安田孝,坂井滋和,永岡慶三(2011).視線一致型および従来型テレビ会議システムを利用した遠隔授業と対面授業によるディベート学習の教育効果測定.教育システム情報学会誌, Vol.28, No.2, 129-140.2