ブックタイトル平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

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概要

平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究成果要旨

妥当性については、本研究の第1因子である「行動・心理症状への対応」と千田(2010)尺度の第1因子「看護介入の拒否への対応」・第4因子「行動障害への対応」、および本研究の第4因子である「チームでの対応」と千田尺度の第2因子「限られた時間、人員での対応」が類似しており、概念構造上半分以上の重なりが認められた。よってr=.626は妥当な結果であると考える。従って、本研究で作成した尺度は急性期病院における認知症患者の看護における困難感の測定に活用できると判断できる。(5)結論急性期病院における認知症高齢者の看護にともなう困難感尺度は、「行動・心理症状への対応」「ケアにかかわる判断」「関係形成」「チームでの対応」の4因子20項目で構成された。信頼性・妥当性ともに確認がされ急性期病院での使用が可能であると判断できる。(6)謝辞本研究は平成29年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」により助成を受けた。(7)引用文献日本老年看護学会(2016).「急性期病院において認知症高齢者を擁護する」日本老年看護学会の立場表明2016.日本老年看護学会HP.4